2010年8月26日木曜日

157カボチャ弁当・平井真夫


カボチャと言えば『ホクホクしていて栗のよう!!』褒め言葉だが、この歳になるとにわかには信じがたい。故郷では西洋カボチャ・日本カボチャと区別されてる種類があった。母たちは日本カボチャは『やっこくてうんめーや』と言っていたが、私は大人を全て嘘つきだと思っていた。『やっこい』と言うよりはグチャグチャしていて嫌だった。味より食感がいやだった。

今となっては私も母の歳になり、私を生んでくれたこの夏を過ごす時、母の気持ちになって一緒に顔を見合わせながら日本カボチャを食べてみたいものだ・・・母は『やらてー!しょうしーや!』と入歯を抑えながら笑うだろう。

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