2010年8月24日火曜日

155鳥・酢豚風弁当・平井真夫




故郷にいた高校時代まで、この日になると、長岡の姉さんが『今日は何が食べたい??』母代わりに声をかけてくれた。嬉しいのだが毎年『酢豚!!』としか言えなかった。豚の脂身は食べられないし、人参・ピーマン・タマネギは嫌いだったが、甘酸っぱい味と肉の赤身や竹の子・茸そして野菜を少々で充分大好きだった。最近の子供や若者があれが嫌い!などといえば殴って教えたいくらいだが、私はそんなやな子だった。味覚は変わるものだし、今の若者の気持ちは分るが、子供っぽかった自分は情けない。

夜明けは遅くなり夏休みは後10日、昔も今も変わらないが今年は暑い。朝からメールが入り励まされた。豚が無いから鳥を使って酢豚風にしてみた。お昼に食べたがあの味には遠く及ばなかった。作っていただいていた料理の美味しかった記憶、今更ながら思い知らされた。

故郷の友達から諸橋酒造大吟醸『景虎』が贈られて来た。ふと口にしたことを覚えて、気にしていてくれたことに感動している。故郷の夏は畑や山の緑そして空の青さが美しい・・・・木陰で冷えた景虎を飲もう!!

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